 |
ウィルス性イボ治療Q&A |
|
|
|
| Q1 |
 |
これまで他の病院の皮膚科で、液体窒素のいぼ治療を受けてきました。しかし長年治療していましたが、良くなりません。どうしてですか。 |
|
 |
 |
 |
ウィルス性イボ[尋常性ゆうぜい]はヒトパピローマウィルスの感染が
原因です。小さな傷があると、プール・公衆浴場などで他人からうつります。
場所としては足の裏・手足の指にできることが多く、
イボ表面に赤黒い砂粒のように血管の断端がポツポツと
見られる「点状出血」があるのが特徴で、それによって診断されます。
液体窒素の治療は、皮膚を低温やけどさせることで皮膚に炎症を起こさせます。これは、ウィルスを焼いて殺しているわけではなく、皮膚が炎症を起こし、それによって皮膚の免疫機能が一時的に高まることを目的としています。よって、
・液体窒素での効果は個人差が大きく、また体調によっても効果に差がでます。
・皮膚の表面から焼くので、皮膚の奥まで免疫の活性化が起きにくい。
・液体窒素で焼く強さは、医師の“勘”で行うためにやりすぎてしまったり(水疱ができる等)、逆に弱く焼いて効果がなかったり、ということが起こりえます。
|
|
 |
 |
 |
|
| Q2 |
 |
いぼ注射治療の長所・短所を教えて下さい。 |
|
 |
 |
 |
長所:顔以外のほとんどの部位で治療が可能。
治療後、ばんそうこう固定や入浴制限等はほとんどない。
短所:完治するまで何回・何ショットの治療を受けるかは、個人差およびイボの大きさなどによって大きく異なってきます。ブレオマイシンとインターフェロンの2種類の薬剤を用い、1ショット(0.25ml)ずつのセットを最小単位として治療を行いますが、完治するまでに何回治療を行ったか、つまり合計の注射ショット数によって治療費は大きく異なってきます。注射治療費は各1ショットずつで合わせて15,750円です。
|
|
 |
 |
 |
|
| Q3 |
 |
いぼレーザー治療の長所・短所を教えて下さい。 |
|
 |
 |
 |
長所:完治までの治療費の目安がつきやすい。レーザー治療の場合は1mmにつき1万円で、1年間は再発した場合の治療費は原則無料(ただし、診察料と薬代は別途)になります。
短所: 治療に適するイボの場所が限定される。レーザー治療の場合はイボ部分をまるごと切除するので治療後はそこがぽこっとえぐられた状態になっており、部位によって差がありますが2週間〜1ヶ月間はばんそうこうで固定し、濡らすこともできません。
|
|
 |
 |
 |
|
| Q4 |
 |
液体窒素で焼くのに比べ、痛みは軽いのですか。 |
|
 |
 |
 |
液体窒素で焼く強さは、各医師の勘で行っており、また個人差・体調によっても異なりますので痛みを比べることはできません。注射治療・レーザー治療とも局所麻酔を注射で行うのですが、注射で麻酔液を注入する際にはそれ自体にそれなりの痛みがあります。
・レーザー治療の場合は局所麻酔を十分に効かせますので治療時は痛みはなく、麻酔が切れてくると痛みがあります。数日間は痛みがありますが、痛み止めを内服しても問題ありません。
・注射治療の場合は十分な量の局所麻酔液を注入してしまうと、治療薬液をその後注入した時に漏れてしまうため少なめに麻酔します。よって治療時にも多少痛みがありますので、ご了承下さい。また、治療後の痛みは周囲に注入したインターフェロンにより翌日から数日間ジンジンした痛み(かゆみに感じる方もいます)があります。また、周囲の腫れ(水っぽく、場合によっては浸出液がでてくる場合もあります)は4〜5日ごろピークとなり、1〜2週間で治まってきます。個人差や部位・薬液量により痛み・腫れの程度は異なります。足の裏でも体重がかかる場所だと痛みを感じやすく、関節の周囲・末端部位(指の先など)だと腫れが強く出る場合があります。この場合、包帯を多少圧迫ぎみで心臓に向かって巻き、リンパ液がたまりにくくする程度の処置は良いですが、痛み止めを内服・外用したり冷やしたりすると、インターフェロンの効果が出にくくなってしまうことがありますのでそのまま経過を見ていただくようにしています。
|
|
 |
 |
 |
|
| Q5 |
 |
通院のペースはどうなりますか。 |
|
 |
 |
 |
・注射治療の場合は、初回に治療した日から1週間後に一度再診します。その後は最短で週1ペースの場合もありますが通常は2〜3週間に一度のペースです。医師が次回の再診のタイミングを毎回判断しお伝えします。いぼが順調に小さくなっても、ご都合でしばらく来院されないでいるとまた大きく戻ってしまうので注意が必要です。
・レーザー治療の場合は初回に治療した日から2〜3日後に一度再診します。その後は最短で週1ペースの場合もありますが通常は2〜3週間に一度のペースです。
・ いずれの治療法にしても、いぼの残存がないことを確認できてから2ヶ月間は、チェックのため定期的に通院していただき、2ヶ月間いぼがでてこないことを確認できたらようやく「卒業」となります。
|
|
 |
 |
 |
|